ジョコウィ政策を推進 新経済ポストの2人 「プルタミナ透明化」 「投資認可の簡素化」

 先週新たに発表された経済の重要ポストの2人は、ジョコウィ大統領の掲げる政策を推進する姿勢を鮮明にした。国営石油ガス・プルタミナのドゥイ新社長は同社の透明化を、投資調整庁(BKPM)のフランキー・シバラニ新長官は許認可の簡素化に取り組む。
 ドゥイ新社長就任を受け、ジョコウィ大統領は「良い相乗効果を期待する」と述べた。
 大統領は先々週、石油ガス上流事業監督機関(SKKミガス)長官に元汚職撲滅委員会(KPK)幹部のアミン・スナリャディ氏を、石油ガス行政改革のため新たに立ち上げた特別チーム「石油ガス統治改革委員会」のトップに著名経済学者のファイサル・バスリ氏を任命したばかり。石油ガス行政の鍵となるエネルギー鉱物資源省、SKKミガス、プルタミナの3組織を新体制にして透明化を進めたい考えだ。   
 ドゥイ新社長はKPKや会計検査院(BPK)と協力し、透明性の確保に努めるとした。リニ・スマルノ国営企業相は不透明とされるプルタミナ子会社のペトラルについて、本拠地をシンガポールからインドネシアに段階的に移して本格的に調査する考えを示した。
 フランキー新長官は最優先事項について「すでに多くのプロジェクトが予定されているが、多くの問題が実施を妨げている。大統領の指示に沿って、ボトルネックとなっている許認可手続きの改善をする」と話した。各省庁や機関にまたがる投資に関する権限と窓口を、6カ月以内にBKPMへ集約することを目指す。
 カラ副大統領の経済専門チームに就任するソフヤン・ワナンディ氏はBKPMに対し、「国内中小企業の製品などを宣伝することで、海外の中小企業との合弁を後押しすべき」と注文を付けた。 (堀之内健史)

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