独立の偉人ら尊ぶ 国民の統一を重視 英雄の日

 英雄の日の10日を迎え、各地で記念式典やパレードが催された。参加者は、1945年の英軍とインドネシア軍の交戦で多数の死者を出した「スラバヤの戦い」で国家と民族のために戦った英雄たちをたたえた。
           
 ユスフ・カラ副大統領は、外遊中のジョコウィ大統領に代わって南ジャカルタのカリバタ英雄墓地の式典に出席し、約1分間黙とう。慰霊碑に花輪を手向け、平和への誓いをとなえた。墓地には当時戦闘に参加したスパドモ・カシヤ中尉の妻も慰霊に訪れた。
 東ジャワ州スラバヤでは9日、当時オランダ国旗が下ろされインドネシア国旗が掲揚されたことで有名なマジャパヒト・ホテルで記念行事があった。10日には市庁舎でも記念式典があり、改革派のリスマ市長が当時の軍服を着用し、銃を手に「国のため、市民のために尽くしたい」と声をあげた。
 西ジャワ州チルボンの警察署の記念式典では、出席者はインドネシア軍の軍服を着用して国家「インドネシア・ラヤ」を斉唱。チコ・アルウィアット署長は「英雄の貢献でインドネシアが独立に至った」と敬意を表した。
 日刊紙コンパスは「英雄」に関する独自アンケートを実施。国内の12都市705人を対象に電話調査した。
 「英雄の素質」の条件については、「国民統一への忠誠心」が22.4%と最も多く、一つの国を重んじる民意を反映。「国家を優先する」「犠牲の精神」などが続いた。
 「誠実さと腐敗防止機能を備えた機関」という質問には、65.7%が汚職撲滅委員会(KPK)を答えた。同紙は、政治家などの汚職事件などを摘発して高く評価されていると分析した。
 ユドヨノ前大統領も10日、自身のツイッターで「国家のために戦った英雄たちに感謝しよう」と投稿。同日の午前8時15分から1分間の黙とうを英雄にささげようと呼びかけた。(西村百合恵)

国家英雄4人を認定 黎明期の軍指導者ら

 ジョコウィ大統領は7日、独立運動に貢献したとして、黎明(れいめい)期のインドネシア軍指導者ら4人(いずれも故人)を国家英雄に認定した。
 北スマトラを中心にインドネシア軍を指揮し、後のスカルノ政権で国家官房長官も務めたジャミン・ギンティン氏や、同じく独立運動に参加したスカルニ・カルトディウィルヨ氏やモハマド・マングンディプロジョ氏、イスラム団体ナフダトゥール・ウラマ(NU)の設立メンバーの1人アブトゥル・ワハブ・ハスブラ氏の4人。
 大統領宮殿であった式典には遺族が出席し、ジョコウィ大統領から盾を受け取った。ジャミン氏の妻のリスカ夫人は「(ジャミン氏の死去から)40年間、この賞を待ち続けていた」と感慨深げだった。国家英雄の家族や遺族には政府から年金や医療、住宅手当が支給される。

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