J音楽発信、6組出演へ きょうから「Hai Day」 クールジャパンでレコ協もブース

 日本レコード協会がブースを出展したり日本のアーティスト6組が出演したりする音楽イベント「Hai Day」が8日、中央ジャカルタ・スナヤンの東駐車場で始まる。9日まで。経済産業省が推進する日本のコンテンツ発信プログラム「クールジャパン」の一環で初参加する。インドネシア人に日本音楽シーンへの関心を高めてもらうと同時に、海外志向を持つ日本の音楽家にとって絶好の発表の機会となる。
 主催はコンパス・グラメディアグループが発行する若者向け雑誌「ハイ」。日本レコード協会は、会場内に海外向け音楽プロモーション事業「J・ミュージック・ラボ」の特設ブースを出す。7日には関係者によるレセプションが開かれ、同協会の高杉健二常務理事は「イベントだけに終わらず、体制を整えたい」と述べた。
 同協会は昨年にはスナヤンのモール「fX」で1カ月間の音楽イベントを開催。観客5千人を動員した。出演した各アーティストを目当てにインドネシアのファンが集まった。高杉常務理事によると、参加したアーティストの満足度は高く、この国で活躍するための足場となったという。
 今回は若者6万人が集まる見込みのイベントに初参加し、日本音楽の認知度を上げることができると判断した。CD即売会やアーティストとの握手会などを企画している。
 ブース出展には、経済産業省と総務省の「J―LOP(ジャパン・コンテンツローカライズ&プロモーション支援助成金)」から約400万円の助成金が出て、昨年より増額。しかし、高杉常務理事は「映画と比べると、音楽への支援はまだまだ」と指摘する。
 今年、日本から参加するのは、インドネシアで人気のあるアニメソング歌手藍井エイルさん、ロック2人組「TarO&JirO」、仙台発の5人組ガールズユニット「ドロシー・リトル・ハッピー」など6組だ。
 昨年に続き出演するTarO&JirOをマネジメントするテイチクエンタテインメントの大江敏雄取締役は、日本のロック音楽が海外へ発信されることに期待を寄せる。
 同グループは東京・下北沢のライブハウスを活動拠点にしながら、英国とヨーロッパでのライブ経験を持つなど、海外志向が高い。若者を日本の音楽シーンに取り込むことも狙っている。インドネシアでCDライセンス契約を結びアルバムやシングルの販売も視野に入れている。(山本康行、写真も)

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