完成車輸出20万台超へ ガイキンドが発表 9月まで前年比18%増 トラックは販売減少

 インドネシア自動車工業会(ガイキンド)によると、今年の完成車(CBU)輸出台数は、各社が増産したため、目標としていた20万台を超える見通しとなった。経済紙ビスニス・インドネシアが報じた。
 1〜9月までのCBU輸出台数は前年同期比18.5%増の14万7692台だった。10月以降も月2万台の輸出が見込まれるため、今年の輸出台数は20万台を超える見込み。
 現地で組み立てるノックダウン方式(CKD)の9月までの輸出台数は8万1257台で昨年比2.8%増となった。
 輸出台数が多かったのはダイハツ、トヨタ、スズキ、ホンダ、日産。日野といすゞ、韓国のヒュンダイも輸出した。
 昨年は89カ国に17万907台を輸出。輸出先の国別でみると、台数はサウジアラビア、フィリピン、タイ、日本、マレーシアの順に多かった。

■落ち込むトラック
 一方で経済成長の減速を背景にトラックの販売台数は落ち込んでいる。
 ガイキンドによると、1〜9月までのトラック販売台数は前年同期比約20%減の8万5544台だった。
 三菱ブランドの自動車を販売するクラマ・ユダ・ティガ・ベルリアン・モーター(KTB)の販売担当の幹部は同紙に対し、政治への不安が経済全体とトラック市場に影響し、低迷したとの認識を示した。さらにゴムや石炭などの商品価格が下落したため、運搬に使われるトラックの需要も伸び悩み、販売台数の減少に拍車をかけたという。
 今年中に実施される見込みの燃料値上げについては、導入後の向こう3カ月ほど販売台数は減りそうだが、その後は持ち直し、来年の市場規模は2013年並みになると予測した。

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