人気漫画家4人がサイン会 マンガ・フェスティバル 来月1日、紀伊國屋書店で

 日本の人気漫画家4人がインドネシアの漫画ファンのためにサイン会を開く。来月1日、中央ジャカルタ・スナヤンの紀伊國屋書店で開かれるもので、複数の日本の漫画家がインドネシアでサイン会を開くのは初。これは今月31日から始まる日本漫画の魅力を伝えるイベント「マンガ・フェスティバル」(主催同実行委員会)の一環として行われ、日イの文化交流の場として注目されそうだ。
   
 サイン会は来月1日午後1時から開かれる。参加する漫画家は橋口たかしさん、いしかわえみさん、小田すずかさん、前川たけしさんの4人。各人約90分ずつサイン会を行う。
 橋口さんは「最上の命医」(小学館)、いしかわさんは「絶叫学級」(集英社)、小田さんは「心霊探偵 八雲」(KADOKAWA)、前川さんは「鉄拳チンミ」(講談社)などの人気作を手掛けている。4人とも「インドネシア語版に翻訳されたコミック(漫画単行本)が人気です」と同実行委員会事務局は話している。
 会場となる紀伊國屋書店スナヤン店にはすでに「本当に来るのか」「何時から」などの問い合わせが寄せられている。同社アシスタントマネージャーの清水洋江さんは「漫画家本人に会えるのはファンにとっては堪らないこと。遠くから来る方も多いだろう」と話す。同店ではサイン会用に日本語版、インドネシア語版の両方のコミックをそろえた。店頭では掲示板での告知も始まっている。
 「マンガ・フェスティバル」は日本で漫画出版を行う講談社、小学館、集英社、KADOKAWAほか大手出版社12社が一同に来イし、31日〜11月9日まで開催する。31日午後からは西ジャワ州デポックのインドネシア大学(UI)で学生らを対象に講演会を行う。テーマは「マンガ、アニメ、イラスト、声優 君の好きを仕事にしよう」、「美少女戦士セーラームーン20周年プロジェクト」、「マンガ家とマンガ編集者への素朴な疑問」、「週刊少年ジャンプ、月刊りぼんの秘密」で漫画作成の第一線に立つ編集長らが語る。
 11月1〜9日は「インドネシア・ブックフェア」(会場イストラ・スナヤン)に出展し、複製原画や原稿の展示、コミック原作アニメの放映、海賊版への啓もう告知や関連グッズの試験販売などを行う。同事務局プロデューサーの増形幸夫さんは「みんなが好きなマンガの楽しさを通じて日イ友好の場所になるとうれしい」と期待を込める。(阿部敬一、写真も)

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