「あぱかば〜る?」100号に JCC発行学校新聞 日イ友好の願い込め
南ジャカルタの語学学校ジャカルタ・コミュニケーション・クラブ(JCC)が毎月発刊する学校新聞「あぱかば〜る?」が今月で100号を迎えた。 日イの文化理解を促進しようと発刊して8年。日イ両国語で掲載される記事にはファンが多く、毎月千部以上発行されている。
「あぱかば〜る?」は2006年4月に第1号を発刊した。当時、JCC内のイベントの告知や先生、学生の紹介という広報紙的な性格が強かったが、08年に2ページ増やし紙面をカラー化し、企画もインドネシア料理の紹介や教員のコラムなど読み物を掲載し始めた。同紙は校内だけでなく、より多くの人の手に取ってもらおうと日本料理店やスーパー、書店、大学や高校など30カ所以上に設置を依頼している。現在毎月千部〜1500部を印刷する。
発刊メンバーとして翻訳、編集作業をする渡辺彰吾さんは、発刊100号を「あっという間だったけれど、続けてこれたことに感謝したい」と語った。同紙はJCCの設立理念である「日イの懸け橋になること」をモットーに、発刊当時から日イ両国語で併記を続ける。「翻訳作業は大変だが、たくさんの人に読んでもらうため」と妥協しない。編集部では「これからも読んでおもしろいもの、役立つものを発刊したい」と意気込んでいる。
現在南ジャカルタ・チパック通りにあるJCC1では「表紙を飾ったイラスト展」を開いている。過去32号分を自由に閲覧ができ、気に入った表紙イラストに投票する。1位になった表紙を選んだ人の中から抽選で1人に景品が当たる。開催は今月31日まで。(西村百合恵、写真も)