インドネシア三井住友銀、25周年 BTPNと業務拡大へ 国内産業の成長に貢献

 三井住友銀行は8日、インドネシア・三井住友銀行を設立して25周年を迎え、会見を開いた。川嵜靖之専務執行役員や志村正之常務執行役員が出席。同行は今後、40%出資する国家年金貯蓄銀行(BTPN)と金融機能業務を強化し、国内産業に力を入れる。國部毅頭取も来イした。
 同行は今後の戦略として、BTPNの顧客が保有する預金・融資額の増加を図るため金融業務を全面的に支援する。国内零細企業まで融資できる体制作りを目指す。川嵜専務は「インドネシアは最も重要な市場の一つ。国内産業の成長に貢献したい」と強調した。
 また、北スマトラ州サルーラに建設予定の地熱発電への融資などインフラ関連や国内農業分野へ注力。同行は2014年3月に国立ボゴール農科大学(IPB)と農業や水産業、畜産業などの分野で覚書を締結した。同行顧客の技術を紹介し、世界第3位のコメの生産量を誇る国内農業の発展に貢献する。
 同行は1989年に進出。2013年の預金額は18兆5千億ルピア。融資額は34兆3千億ルピア。09年から13年までの5年間で融資額の年間平均成長率は47%。預金額は26%成長した。
 会見後のレセプションでは、國部毅頭取やジャカルタ・ジャパンクラブの野波雅裕理事長、鹿取克章・駐インドネシア大使、金融庁(OJK)から主要幹部を招き、25周年を祝った。

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