ビクトリア銀行と提携 保険商品を販売 シナールマスMSIG生命

 三井住友海上が出資するシナールマスMSIG生命は25日、首都圏を中心に展開するビクトリア銀行と提携し、同銀行の窓口で保険商品「VIPファミリープラン」の販売を開始した。「医療特約」と貯蓄を兼ねた保険で、多様化する保険ニーズに対応する。

 医療保険として、通常の病気やけがを含め、集中治療室に入る重大疾病も対象となる。また、貯蓄保険としても機能し、国債などが主体の安定運用から株式を取り入れた積極運用まで、顧客のリスク許容度に応じてファンドを選択できる。
 シナールマスMSIG生命のジョンソン社長は、「日々の生活が忙しく、資産運用に時間を割くことができない家族世帯に向いている」と説明。ビクトリア銀行の窓口で中間富裕層以上の顧客に販売する。保険料は年払いで、4千万〜1億ルピアの価格帯の中から選択できる。
 シナールマスMSIGの小柳浩文取締役は、「皆保険制度がまだ整っていない中、医療と貯蓄の備わった保険の需要がある」と話した。
 シナールマスMSIG生命は2011年5月、三井住友海上がシナールマス生命に50%出資し、資本提携を結んだ。契約者は個人・法人合わせ79万人以上いる。売上高にあたる正味収入保険料額は国内生命保険業界で2位。
 ビクトリア銀行は1992年に設立。99年に上場。ジャボデタベックとスラバヤに約100店舗を設け、富裕層向けに展開する。(佐藤拓也、写真も)

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