動画にイ人戦士か 「中東ISIS参加を」 インドネシア語で勧誘
イラクやシリアで政府軍と戦闘を続けるイスラム教スンニ派過激組織「イラク・シリアのイスラム国(ISIS)」への参加を呼びかけるため、動画共有サイトに投稿された動画にインドネシア人とみられる男が登場し、インドネシア語でメンバーを勧誘していることが分かった。
動画では、自動小銃を手にした男に囲まれたアブ・ムハンマド・アル・インドネシと名乗る自称インドネシア人の男が「グループに参加して忠誠を誓うことが、ムスリムが神に命じられた義務だ」などとインドネシア語で呼び掛ける。欧米に住むムスリムに対しては特に「お前にとって家庭や仕事、財産は聖戦よりも大切なものなのか」と強調している。
動画は約8分間で、23日に動画共有サイト「ユーチューブ」で公開された。
国家テロ対策委員会(BNPT)によると、シリアやイラクの戦闘に参加しているインドネシア人は数十人規模でいるとみられ、現地の戦闘で死亡した留学生の存在も確認されている。