初の国際農業機械展 高度技術の日本製に期待 11月、スラバヤで開催

 第一次産業の育成に目を向け始めたインドネシア政府の方針を受け、11月に東部ジャワ州の州都スラバヤで同国初の国際農業機械展が開催される。外国製を中心に農業機械から肥料、種子まで農産物生産に必要な機器類、資材を展示する。先端技術、伝統農法の改良版などソフト面も展示対象とし、同国内の官民の農業関係者に紹介する。主催者は高い生産性を持つ日本の関係業界の積極参加を期待している。
 今回初となる「インドネシア国際農業機械展」は11月12日から3日間、スラバヤの国際展示場グランド・シティ・エクスポで開催される。主催は東ジャワ州政府。コメ、トウモロコシなどを中心に同国の最大の農業州で、農業省、工業省、投資調整庁など政府関係省庁も同州での開催を支持し、後援する。
  展示面積は2千平方?前後。品目は機械関係が農業用トラクター、脱穀機、低温貯蔵施設、包装機械など各種農業機械。同国関係者の間では、割高な日本製品は敬遠されていた。しかし、割安な他国製品の品質には問題が多く、農業生産を効率的に拡大するため生産性の高い日本製品への関心が高まっているという。
 また各種の肥料、高機能農薬、土壌改良材のほか、種子や養蜂、おいしい果物を作るための品種改良技術などに使う各種機械、道具をはじめ、農業生産に関する技術、ノウハウなどソフト面の展示にも注目が集まっている。農業に関するセミナーや農産物の展示会、東ジャワ州の農業に関する各種情報も提供する。
 運営は最有力紙コンパス・グループの展示ビジネス会社ラディアタマ社。日本企業の誘致は提携先のヌサンタラ総合研究所(本社・東京)を窓口にする。

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