テロ計画容疑で男を逮捕 自宅から実弾

 国家警察は25日、警察の襲撃を計画したとして、東ジャカルタ・チパユンに住むアクバル容疑者(28)を反テロ法違反容疑で逮捕したと発表した。
 発表によると、アクバル容疑者を含むグループがジャカルタや西ジャワ州デポックの警察詰め所を襲撃する計画を立てているとの情報を基に、対テロ特殊部隊が24日夕方、自宅を強襲した。自宅で組み立てたとみられるエアソフトガンや実弾、爆弾の外装などに使われることがある鉄パイプなどが見つかった。
 周辺住民によると、アクバル容疑者は十年以上前からこの住宅に住んでいた。妻と4人の子どもがいたが、仕事をしている様子はなく、出歩いたり近所の人と会話したりすることも少なかったという。主婦のトゥティさん(45)は「家の中に入っていろ、という住民への呼びかけがあった直後に、威嚇射撃の音が1発だけ聞こえた。ほんの数分で逮捕された」と当時の様子を話した。(道下健弘、写真も)

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