首都生誕487周年祝う ナイト・フェスティバル盛況 モナスから目抜き通り
ジャカルタ特別州政府は21日、ジャカルタ生誕487周年を祝う「ジャカルタ・ナイトフェスティバル(JNF)」を開催した。中央ジャカルタの独立記念塔(モナス)からホテルインドネシア(HI)前ロータリーまでの目抜き通りを歩行者天国にして、モナスやタムリン通り、HI前など計9カ所にステージを設置。訪れた数万人は各地から集まったアーティストの演奏を楽しんだ。
ステージには大衆音楽ダンドゥットやジャズ、ロックなどのバンドが出演。ジャカルタ特別州文化観光局は、地元ジャカルタ土着の民族ブタウィの打楽器演奏12グループのほかに、スマトラやバリ、シンガポールからも演奏家を招待した。
午前中に雷雨があったが、来場者数は数万人に上り、音楽に合わせて踊るなど深夜まで盛り上がった。モナスのメインステージで開かれた開会式で、アホック知事代行は「(選挙中の)ジョコウィ氏が欠席したから出席者が少ないのかも」と話して笑いを誘った。
トランスジャカルタを運行する州営トランスポルタシ・ジャカルタは、21日午後6時から同10時、22日午前5時〜午後10時まで無料で運行。また普段は観光客向けのモナスの馬車もこの日はHI前まで往来していた。
22日夕にもタムリン通りを全面的に閉鎖し、文化パレード「ジャカルナファル」を開催。全国各地の仮面をテーマに、さまざまな仮面や装飾で飾った約30台の山車がモナスからHI前ロータリーまで練り歩いた。今年は州内各区の高校生や市民のグループが多数参加したという。(西村百合恵)