ジャカルタが5冠 3都市親善バリ・スポーツ大会
7日、バリ島で3都市親善・スポーツ大会が開催された。今年で12回目の大会にはジャカルタ、スラバヤ、バリから約200人が参加。天候にも恵まれ、参加者は真剣勝負のスポーツを通じて親睦を深めた。 サッカー、ソフトボール、テニス、バドミントン、ゴルフの5種目が行われ、ジャカルタが全種目、優勝を果たした。同日の夜にはクタのモール・バリ・ギャレリア内のエマレストランで懇親会も開催。デンパサール総領事館の柴田和夫総領事やバリ日本人会の万亀子イスカンダール会長も出席し懇談した。
参加者はビールと中華料理を楽しみながら、お互いの健闘をたたえ合った。懇親会では大会結果と各種目のMVPも発表された。柴田総領事は「こんなに盛り上がった大会は今年が初めて。バリ島の日本人にとって3都市親善大会は1年で1番盛り上がるイベント。来年以降も開催されることを期待しています」と話した。
大会は2002年に発生したバリ島爆弾テロ事件で落ち込んだ観光業を盛りあげるために03年からスタートした。昨年のバリ島への観光客数は過去最多を記録したが、日本人観光客は年々減少し、07年まで国別訪問者数で1位を記録していたが12年には3位に転落した。観光業に従事する日本人の間では日本人客の増加を願う声が多い。大会後に、観光して帰る参加者も多く、観光を盛り上げる狙いもある。
大会実行委員を務めた遠藤嘉一さんは「この大会をきっかけにバリ島の良さを再発見してほしい」と話した。また万亀子さんも「新設された空港や高速のおかげでバリ島の渋滞は緩和され、観光業も盛り上がりつつある。皆さんもまたバリ島にいらしてください」と語った。(藤本迅 写真も、10、11面に特集)