4人家族が最も幸せ 高収入、高学歴志向 幸福度調査 中央統計局
中央統計局(BPS)は2日、都市や地方に住む9720世帯をランダムに抽出した「幸福度調査」の詳細を発表した。最も幸せを感じる世帯モデルは都心在住で高収入、高学歴、結婚して子どもを2人持つ4人家族だった。
0〜100%で幸福度指数を計り、平均値は65%。所得別で指数を五つに分類した場合、月収720万ルピア以上を最上限に、180万ルピア以下を最下限に設定。月収720万ルピア以上世帯の幸福度指数は74%で、180万ルピア以下は61%と開きがあった。 教育水準で見る幸福度指数は高学歴になるにつれ指数は上昇する傾向にあり、大学院卒の指数は75%と高く、低学歴者は61%にとどまった。
家族構成について、単身から4人家族まで幸福度指数が徐々に高くなり、それ以上家族が増えると指数は下がっている。
社会学者のウィジャヤンティ氏は今回の調査について、住民の多くは地方に住んでおり、公共施設などインフラ設備などの物理的側面が問われていないと指摘した。地方在住者の幸福度は64%で都心部との差は1%だった。
幸福度調査は主観的な調査で仕事や世帯収入、資産、健康状態、教育面など10の指標をもとに全国各地の市民から回答を得た。昨年初めて実施され4月に調査概要を発表している。 昨年9月に国連が発表した「世界幸福度ランキング」でインドネシアは156カ国中76位。日本は43位だった。