闘争民主第1党が確定 連合の動き焦点に
総選挙委員会(KPU)は9日夜、先月の総選挙の集計結果を発表、国会議員選挙はジョコウィ氏を大統領候補とする闘争民主党(PDIP)が得票率18.95%で第1党になった。バクリー党首のゴルカル党(得票率14.75%)、プラボウォ最高顧問のグリンドラ党(同11.81%)が続いた。単独で大統領候補を擁立できる政党はなく、連合工作が今後の焦点になる。
有効投票数は1億2497万2491票。投票率は75.11%。議席を得たのは10党だった。
国会議席数は560。地元メディアの集計による獲得議席数はPDIPが前回より16増の109議席。ゴルカル党は17減の91議席、グリンドラ党は43増の躍進で73議席になった。
前回総選挙では20.85%の得票率で第1党となったユドヨノ大統領の民主党は大敗し、10.19%で89減の61議席だった。5位は国民信託党(PAN、同7.59%)で49議席。
得票率3.5%未満の政党は議席を持てない規定で、月星党(PBB、同1.46%)、正義統一党(PKPI、同0.91%)は無しとなった。
KPUは総選挙法で定められた30日以内の開票期日最終日である9日午後11時半ごろ、全ての集計を終えた。政党は不服があれば集計結果発表後3日以内に申し立てることが出来る。(堀之内健史)