5000万ルピアm2の物件も マンション投資過熱 首都で今年14件建設
不動産投資が過熱するジャカルタで2014年も高級アパートの建設が計画されている。不動産管理コリアーズ・インドネシアはこのほど、2014年に計画が開始された高級アパート(マンション)を紹介した。東南アジア諸国連合(ASEAN)の経済成長が注目を集める中、海外企業が進出を加速し、今後も不動産価格は上昇すると予想されている。(高橋佳久)
現時点では2014年にジャカルタ州内で14のアパートが計画されており、総戸数は5286。最も多く建設が計画がされているのは南ジャカルタで2194戸。次いで西ジャカルタで1904戸、CBD(ビジネス地域)が1188戸と続く。
価格帯別でみると、最も安いのは西ジャカルタのダアンモゴット通りに建設する予定のフィットリアレジデンスで平方メートル当たり1400万ルピア。最も高いのは中央ジャカルタのスディルマン通りに建設しているアナンダマヤ・レジデンスで同5千万ルピア。
コリアーズの報告によると、投資家に人気が高いのは平方メートルあたり2千〜3千万ルピアほどの価格帯で、中央ジャカルタか南ジャカルタに建設されているものだという。外国人向けアパート賃料はポンドックインダやチランダック、プルマタヒジャウなどの南ジャカルタでは2013年上半期に比べ、下半期は20〜40%価格が上昇。2〜4ベッドルームでは月額賃料が1500ドル〜6800ドル。最も高額なのがスディルマン通り沿いで、クマンやチランダックが最も安価だという。
2013年までの占有率はCBDエリアで84%、南ジャカルタで78%、他地域では75.8%。