都市間バス導入へ 近く試験運行開始 ビンタロ〜HI
大量高速鉄道(MRT)や小型モノレール「メトロカプセル」構想に続き、ジャカルタ中心部と首都圏の近隣都市を結ぶ都市間バスを導入する計画が浮上した。地元紙が報じた。
新たに導入される都市間バス「ボデタベック・シャトル・エクスプレス(BSE)」は西ジャワ州ボゴールや同州チカラン、バンテン州タンゲンラン県カラワチの各都市とジャカルタを結ぶ3路線が計画されている。
運行を管理するジャカルタ・マルガ・ジャヤは近日中にバンテン州南タンゲラン市のビンタロ・プラザ〜中央ジャカルタのホテル・インドネシア間で2カ月の試験運行を開始する。
同社は現在、ジャカルタ特別州の許可や高速道路で優先レーンを利用する許可の取得手続きを進めており、年内の正式運行を目指す。
初期段階にバス500台を投入し、午前6時〜同9時、午後7時〜同9時に運行する予定だ。
同社の調査によると、1日に190万台以上の自動車がジャカルタ州内を走行している。これは国内の総自動車台数990万台の約19%に相当する数で、大部分が自家用車だという。
また、調査では近隣都市からジャカルタに通勤する人の95%が自家用車ではなく、公共機関で通勤したいと回答した。
計画の担当者は「主なターゲットは自家用車で通勤している中間層」と話しており、運賃を1万5千〜4万ルピアとする予定。バスには車内空調やWiFi環境、電源プラグを用意する。