プラボウォ氏、PDIPを批判 グリンドラ党が大集会
グリンドラ党のプラボウォ最高顧問は23日、中央ジャカルタのブンカルノ競技場で開いた、同党の総選挙キャンペーンで、ジョコウィ氏を批判した。
プラボウォ氏は、闘争民主党(PDIP)のメガワティ党首との間で、今年の大統領選挙ではプラボウォ氏を支援するとの誓約書を交わしていた。しかし、メガワティ氏は一転ジョコウィ氏を擁立。プラボウォ氏はジョコウィに対し「彼は操り人形だ。人形に大統領を任せることができるか」と支持者に訴えた。また「彼はジャカルタ特別州知事の任期を全うすべきだ」とも語っている。
ジョコウィ氏は16日、グリンドラ党とPDIPを念頭に「両党の候補者が争い、デモが起きないようマナーを守りながら選挙活動をしなければならない」と話した。それに対しプラボウォ氏は「政治にはマナーがあるというなら、メガワティはどうだ。彼女は私をだまし、約束を破ったのだ」と激しく批判した。
プラボウォ氏は同日午後、同競技場にヘリコプターに乗って登場、支持者数千人以上の前で演説をした。バリから来た支持者のために同地伝統の帽子「ウデン」をかぶり、集まった支持者らとダンスや歌を歌った。(山本康行)