機械輸出を促進 工業省が検討 輸入過大超過で
工業省は国産機械の輸出促進策を講じていく考えを示した。農機・機械の輸入額は輸出の約7倍に達しており、今年は貿易赤字が拡大する見込み。国産品使用引き上げプログラム(P3DN)を通じて、内需拡大を図る。同省のテディ農機・機械局長がこのほど、バリでの産業政策ワークショップで明らかにした。
2013年の農機・機械の輸入額は342億2700万ドルだった一方、輸出額は55億6100万ドルで、286億6千万ドルの貿易赤字。今年は輸出入ともに増える見込みだが、貿易赤字も352億9600万ドル(前年比23%増)に拡大する見通しだ。
テディ局長によると、インドネシア製では重機組み立て部品や健康関連機器の輸出実績を重ねているが、輸出高は伸び悩んでいる。業種によっては高水準の技術力を有しており、成長の余地があるとみている。
一方、輸入抑制のために、現在実施している国内調達率引き上げプログラム(TKDN)と組み合わせて、産業における国産部品の使用率を拡大していく方針だ。