ボーイング最大の商談に 新型230機購入で合意 ライオン航空、217億ドルで 米大統領が立ち会い
ライオン航空は十八日、バリ島ヌサドゥアのホテル・グランド・ハイアットで、オバマ米大統領の立ち会いの下、米航空機メーカーのボーイング(B)社が開発した新型機のB737MAX二百一機と新世代737―900ER型機二十九機を総額二百十七億ドル(約一兆六千六百九十億円)で購入することで合意し、調印式を開いた。
オバマ大統領、ライオン航空のルスディ・キラナ社長、ボーイング社のジェームズ・オルボー商業航空部門社長兼CEO(最高経営責任者)が式典に参加した。
ライオン航空による新型機の購入は、ボーイング社にとって創業以来、最高金額で最大機数の受注となった。
B737MAX型機は、ボーイング社の主力航空機新世代737シリーズの改良型で、従来型に比べ、一〇―一二%の燃費削減効果があるという。納入開始は二〇一七年を計画している。
式典で、オバマ大統領は「ライオン航空は地域だけでなく、世界的に成長している。この商談の成立は、ウィン・ウィンの関係の良い例だ」と語り、ボーイング社創業以来の大規模商談が、米国に十万人以上の雇用を生むと説明した。
ライオン航空のルスディ社長は「737MAX型機は、ライオン航空の未来となる飛行機。最新技術を駆使し、能率の良い機体が、格安の航空券提供と新しい路線への就航を一層サポートしてくれる」と語った。