ファッションウィーク開幕 エコ重視、国産品を振興
インドネシア最大規模のファッションイベント「インドネシア・ファッションウィーク(IFW)」が20日、中央ジャカルタのジャカルタ・コンベンションセンター(JCC)で開幕した。国内外のファッションデザイナー150人以上が参加、505のファッションブランドが集まる。23日までファッションショーやパレード、トークショーなど多彩なイベントを開く。
22日午後5時から、JCCでパレードを開催。23日午後1時から開かれるデジタル・ファッションショーには、上映中の日イ合作映画「キラーズ」のプロデューサーが所有するブランドが登場し、イベントに花を添える。
主催者のディナ・ミディアニ氏はテーマに「ローカル・ムーブメント、グリーン・ムーブメント」を挙げる。制作過程における環境配慮の姿勢を重視。耐久性や素材の簡素化、制作者の福祉などにも配慮した製品を呼びかける機会にしたいと話す。
インドネシアのアパレル業界は近年、世界各国からデザイナーやモデルを招へいするイベントに力を注いできた。インドネシア・ファッションデザイナー・実業家協会(APPMI)は「25年までにインドネシアを世界のファッションの中心地にする」との目標を掲げる。
開幕式に出席したマリ観光創造経済相は「ファッション・ウィークは夢の実現に向けた一歩」と強調。観光創造経済省、協同組合・中小企業国務相事務所、商業省、工業省が連携し、ファッション産業を促進するローカル・ムーブメントを作り出していきたいと話した。
入場料は2万ルピア。(山本康行)