4月から24時間運行 コタ〜ブロックMなど3路線 トランスジャカルタ
首都圏専用路線バスを運営する州営トランスジャカルタのブタルブタル社長は11日、4月から3路線で24時間運行を開始すると明らかにした。ジャカルタ特別州政府は公共交通機関整備の柱としてトランスジャカルタの路線増や車両増に力を入れているが、近年はバス停が市民に襲撃される事件が多発。深夜運行のために警察と協力し、警備を強化する。地元メディアが報じた。
24時間運行になるのは夜間帯の乗客が増加している3路線で、第1(コタ〜ブロックM)、第2(プロガドゥン〜ハルモニ)、第3(カリデレス〜パサールバル)。アホック副州知事によると、深夜は各路線とも30分に1本程度の運行数になる見込みという。
トランスジャカルタの24時間運行は今年初めにも開始する予定だったが、バスの購入が遅れ、4月に延期。州は2014年中にバスを千台追加する計画で、バス停の改修も進めている。
深夜営業に向け、治安を懸念する声も出ている。トランスジャカルタのバス停では2012年ごろから襲撃や事故が続発している。
今月も2件の事故があり、5日には酒に酔った男が石を投げ、バス停のガラスを破壊した。8日には空気銃を持った男がトランスジャカルタの車体に向けて発砲した。けが人はいないが、警察は発砲した男の行方をつかめていない。
トランスジャカルタは再発防止のため、警視庁と協力。警備員を増員したほか、全てのバス停に監視カメラを設置した。