コモドドラゴンも死ぬ 1月から計6種 スラバヤ動物園
東ジャワ州のスラバヤ動物園で1日、絶滅が危惧されているコモドドラゴンとバウェアンジカが死んだ。前日には別のシカが死んでおり、1月から計6種が死んだ。
スラバヤ市警は事件性はないと判断。園はバウェアンジカが先月29日に足を骨折しており、けがのストレスが死因とみている。コモドドラゴンは、死体の検査から消化器官の炎症があったが、直接の死因かは分かっていない。飼育員は死んだ日の朝の健康状態は良好だったとしている。
市営スラバヤ動物園のラトナ・アユングルム代表は年明けから計6種が死んだことについて「通常の数」と主張。市が運営に関わりだした昨年7月からの死因は老衰や、動物が自然にかかる病気のため、管理不足ではないとしている。
31日に死んだシカは妊娠しており、ホルモンの異常か、流産が原因とみられている。
同動物園では変死が相次いでおり、同7月から運営に参加。現在までに園内3453匹のうち、計106匹が死んでいるほか、動物が売買されている疑いがあり、内外の動物愛護団体が閉鎖を求めている。