早くも渋滞が問題に 警視庁、道路拡張を提案 ハリム空港
10日に商業運航を開始したばかりの東ジャカルタのハリム空港で、付近の交通量が急増し、早くも渋滞が問題となっている。地元メディアが報じた。
空港へのアクセス道がハリム・プルダナクスマ通りのみで、空港に出入りする乗用車が渋滞を引き起こしている。現在はシティリンク1社が運航を開始。2月から段階的に3社が乗り入れる予定で、利用者の一層の増加が見込まれる。
警視庁は11日、運営会社の国営第2アンカサプラに対し、空港へつながる道路の拡張工事を提案。警視庁のリクワント報道官によると、道路拡張のほか、▽通り付近にある入り口ゲートを移転し、入り口車線を増設▽チカンペック高速道ハリム出口付近から同通りへのアクセス改善―などの渋滞緩和策があるという。第2アンカサプラの担当者は、専門家の調査結果を踏まえた上で対策を決めるとしている。
ジャカルタ特別州公共事業局は、同空港では1時間1200台の車が乗り入れると予測し、同通りの拡張工事への予算配分を検討している。
東ジャカルタ区のスポヨ交通局長は「アンカサプラは早急に対応策を打ち出してほしい。空港近くには渋滞発生地点が多くあり、空港につながる高速道でも悪化が懸念される」と話した。同交通局によると、ジャゴラウィ高速道のジャカルタ方面や、チカンペック高速道のブカシ方面からの出口付近でも空港へ向かう車で渋滞が頻発しているという。