闘争民主党が首位 ジョコウィ人気追い風 有力紙コンパス調査

 有力日刊紙コンパスが9日付で掲載した総選挙に関する12月の世論調査で、闘争民主党(PDIP)が首位になった。
 10%以上の闘争民主党、ゴルカル党、グリンドラ党が3強。2012年12月から13年までの急上昇はジャカルタ特別州のジョコウィ知事が潜在的な大統領候補としての支持率を上げた時期と重なる。闘争民主党の首位は同知事の人気と関係がありそうだ。
 ゴルカル党は微増の2位。ただルバック県知事選をめぐる憲法裁判事買収事件でアトゥット・バンテン州知事が逮捕された。逮捕は12月20日で調査の期間外だ。今後の影響に注目が集まる。
 民放テレビ局オーナーを幹部に持つ新党国民民主党(ナスデム)、ハヌラ党が5、6位まで順位を伸ばした。
 09年総選挙で躍進した民主党、福祉正義党(PKS)は凋落。ハンバラン競技場汚職事件などで汚職疑惑のかかる民主党は、大統領予備選でメディア露出を増やす戦略が実っていない。牛肉輸入汚職事件で前党首が一審で有罪判決を受けた福祉正義党(PKS)は09年総選挙の得票率7.88%から危機的な水準まで落ち込んだ。次期選挙で得票率3.5%以下の政党は議席が持てない阻止条項がある。
 質問は「もし総選挙がいま開かれたら、どの政党を選びますか」。全国1400人中1380人から回答を得た。

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