州職員1500人を削減へ 「7万人は多すぎる」 首都のアホック副知事
ジャカルタ特別州のアホック副知事は4日、州職員の仕事ぶりが非効率だとして、州の職員数を削減する意向を示した。まずは物資調達に携わる部局をなくし、1500人を減らす方針。
アホック副知事は、州政府の物資調達をオンラインシステムに一本化し、各局の物資調達部をなくす意向を示した。「現在、州職員は7万人を超えており、多すぎる。職員の解雇後、欠員は募集せず、定数を減らす」と話した。
州は現在、首長の業務評価を進めており、アホック副知事は「郡長の8〜9割は好評価を得たが、住民に賄賂を要求する人物も1割程度いるようだ。区長については、まだ調査中」と話した。
公務員全体の傾向として、「業務遂行力が高い公務員は全体の2割程度。6割は日々の仕事をこなすのみで、残りの2割は働きさえもしない」と厳しい評価。また、「村役場は20人も職員がいて、住民が列を作っていても、担当以外の職員は知らんぷり。銀行の小さい支店は5人で業務をこなしている」と人員の効率化や公務員の意識改革が必要と強調した。
アホック副知事は先月23日にも、「ジャカルタ特別州には公務員の中でも最高の人材がそろっている。ただ、怠慢な場合は即座に解雇する」との意向を示していた。