初の国際認定大会に 第5回ジョクジャ世界遺産ウォーク 日本人ら2500人参加

 ジョクジャカルタ世界遺産ウォークの第5回大会が23、24の両日、ジョクジャカルタで開かれた。今年は国際ウォーキング協会(IML)の認定を受けてから初の大会。日本など各国からの外国人や地元市民ら計2500人が参加。世界文化遺産のヒンドゥー教のプランバナン寺院など遺跡群やイモギリ地区の自然を楽しみながら、現地の人々と触れ合った。
 23日午前7時ごろ、参加者は降り注ぐ太陽の光を浴びて、プランバナン遺跡公園内のブラフマ広場からスタートした。外国人参加者は、ジャカルタの歩く会や日本ウォーキング協会など日本人168人を含む321人に上った。鹿取克章駐インドネシア日本大使やロイ・スルヨ青年スポーツ担当国務相、マリ・パンゲストゥ観光創造経済相、ギタ・ウィルヤワン商業相も参加した。
 2日目はジョクジャのハメンクブウォノ王家の墓地があり、丘陵地での植樹も進んでいるイモギリ地区を歩いた。両日とも5、10、20キロのコースに分かれ、それぞれのペースで歩いた。地元の小学生のグループやウォーキングの愛好クラブなども参加した。
 同大会は2008年の日イ国交樹立50周年を記念して始まった。主催はジョクジャカルタ・ウォーキング協会。実行委員長を務めたジョクジャカルタ王家のプンバユン王女は、国際認定コースとして初の大会となったことについて「世界各国の方々に参加してもらえるようになった」と振り返る。「遺跡を楽しむほか、イモギリなどの村落を歩くことで、ジョクジャの新しい一面を発見できると思う」と魅力を語った。
 運営は若者約40人が中心となり、日本語や英語を学ぶ学生ら計400人が通訳やガイドとして活躍した。チェックポイントで果物を提供したり、ルートなどの案内をしたりして交流した。大会を支援してきたロイヤル・シルク財団の黒田正人特別アドバイザーは「各国の参加者から、学生が主体となり運営していることに好感をもったとの声が聞かれた」と話した。
 今後はフェイスブックやツイッター、ウェブサイトを充実させることで、より多くの人にヘリテージ・ウォークを知ってもらい、来年の大会を盛り上げたいという。(ジョクジャカルタで山本康行、写真も)

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