島根の神楽フェスへ バリ、日本の舞踊家

 島根県益田市の島根芸術文化センター主催の「ワールド神楽フェスティバル」(11月2〜4日)に出演する6人のバリ人と日本人の舞踊家が公演に向けて練習を重ねている。フェスティバルでは世界の神楽を紹介。日本、インドネシアのバリ、韓国、ブラジルから奉納の伝統芸能が披露される。
 バリからはインドネシア国立芸術大学の教授や、地元の舞踊家、芸術大に留学し舞踊を続ける日本人女性が参加。演目は寺の一番奥で行う奉納の舞で一般的に観光客が目にする機会がないもの。例えば、初潮を迎える前の少女2人が、目をつぶり憑依(ひょうい)状態になって踊るものがある。彼女たち自身が奉納物となる舞を今回は芸術大のパルティニ教授らが踊る。
 訪日のコーディネーターを務めるバリ在住の中谷薫さんは「先方からは海外公演で忙しい舞踊家は避けて、地域に密着し、奉納や次世代の指導に熱心な人たちだけを連れてきてほしいとの要請があった。今回訪日する人の中には海外公演は初めてという人もいる。本物のバリ舞踊を知ってもらういい機会」と話した。 
 フェスティバルでは男性らによる仮面舞踊、槍を使った踊り、ワヤンクリット(影絵芝居)も披露される。(北井香織、写真も)

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