子どもたち、活発に交流 第14回JJSフェスティバル
ジャカルタ日本人学校(JJS、岩本謙一郎校長)は5、6日の2日間、第14回JJSフェスティバルを開催した。
今年のテーマは「協力=強力〜JJSで手をつなごう! パワー無限大〜」。JJSの児童・生徒が日頃の学習や練習の成果を保護者らに見せるとともに、子どもたち同士が学年を超えて交流を深めた。
1日目の中学部合唱コンクールでは、8クラスが歌の練習成果を披露。グランプリに輝いたのは「はじまり」を歌った3年2組。準グランプリは「予感」の2年3組。
小学部の学習発表会には工夫を凝らした出し物で会場の注目を集めた。6年生の「インドネシアに乾杯!」ではアンクルン(竹製の伝統楽器)やアチェダンスで観客を惹きつけた。
2日目は、小学生と中学生の交流を目的にした小中交流企画が各教室で実施され、子どもたちが楽しんだほか、体育館では有志グループによるフラダンスやクラシックバレエが披露された。
インドネシア昆虫センターの吉川将彦さんが主催した昆虫展では、ジャワ島の高山地域に生息するコーカサスオオカブトが目を引いた。手に取って観察した来場者からはオオカブトの角の大きさに驚きの声が上がっていた。
暑い日差しが照りつける円形広場には神輿(みこし)と太鼓が設置された。中学部と小学部4年生による有志が神輿を担ぎ、練り歩いた。会場内には威勢のいい大きな声がこだました。
最後は子どもたちが手をつなぎながら「世界が一つになるまで」と恒例の「WAになっておどろう」を歌い、幕を閉じた。(小塩航大、写真も)