ボゴールにダム4基 洪水2〜3割減目指す ジャカルタ州と国営企業
ジャカルタ特別州は2日、国営企業担当国務相事務所と協力し、州内を流れる河川の水源のある西ジャワ州ボゴールにダムを4基建設することで合意した。深刻な洪水問題の突破口になるか注目が集まる。地元各メディアが報じた。
ダフラン・イスカン国務相らによると、湛水面積10ヘクタール規模のダムを4基建設することで、ジャカルタの洪水を20〜30%低減させられる。ジャカルタを蛇行し、洪水が頻発するチリウン川の水量を調節でき、上水の供給量も増やせるという。2014年1〜3月から建設を開始し、2年後の16年に完成する予定だ。
総予算1.2兆ルピア。国営企業が51%、州が49%を負担する。国営企業側は国営建設フタマカルヤと国営企業資産管理会社PPAが参画。州側は州営建設プンバングナン・ジャヤと州営上水道PAMジャヤ。
ただ、土地収用、予定地などの詳細は明らかにしなかった。