成長した姿、競技で披露 JJS幼稚部で運動会
ジャカルタ日本人学校(JJS)幼稚部(吉野恵理子園長、バンテン州南タンゲラン)は28日、JJS中学部グラウンドで運動会を行った。
「おおきくなったら!」が今年のテーマ。年長、年少の兄弟クラスごとに赤、水色、緑、黄、黄緑、ピンクの6チームに分かれ、天然芝のグラウンドではだしになり、成長した姿を保護者に披露した。
園長や来賓らのあいさつのあと、全員による体操「はしるよ! 新幹線!」で競技がスタート。かけっこでは、毎日元気に走ってきた成果を見せ、保護者たちから歓声が上がった。
全園児による表現運動では、年少児は、紙で作った望遠鏡を首から下げた探検隊の姿で登場。年長児は、ネクタイやエプロン姿でパソコンやフライパンを手に、父親・母親に扮して、仕事をしている様子をダンスで表現した。障害物競走では、4人1組になり、魚を捕ってくるという設定で、年長児と年少児が力を合わせた。
親子競技は、年長では子どもが乗ったタイヤを保護者が引いたり、年少では馬になった保護者に子どもが乗ったりするなどして、愉快な様子に観客席からは笑いがこぼれた。
大声を張り上げて、たくましさを見せた応援合戦で大賞を獲得したのは緑組。「どんぐりころころ」の替え歌にでんぐり返しやブリッジを交え、拍手喝采を浴びた。
閉会式では、それぞれのチームに「えがおがすてきだったでしょう」「みんなでちからをあわせたでしょう」などの賞が授与され、幕を閉じた。
吉野園長は「必死な表情をして走ったり、喜んだり悔しがったりする子どもの姿などを見て、保護者の方々にもいろいろ感じてもらえればうれしい」と話した。(上野太郎、写真も)