安価大豆輸入へ 米国以外からも 公社、10万トン追加
ルピア安の輸入コスト増による大豆価格の高騰を抑制するため、食糧調達公社(ブロッグ)は4日、政府から大豆10万トンの追加輸入許可を取得したと明らかにした。従来の主要輸入元の米国以外に、ブラジルやミャンマーなどの経路を開拓し、比較的安い大豆の調達を図る。地元メディアが報じた。
追加調達は年内に実現したい考え。これにより官民合わせた通年累積輸入量は62万4千トンになる見通し。ルピア安により調達価格が高騰している米国産だけに依存せず、安価な大豆の調達に向け、あらゆる国に当たる。
スタルト・アリムソ社長は「国内の大豆農家からは少量しか確保できないため、早急に輸入量を増やす」。しかし米国産以外では▽調達までに時間を要する▽国民食のテンペ(大豆発酵食品)、タフ(豆腐)の原料に適さない―などが課題となっている。
商業省は、これまで食糧調達公社に15万トンの輸入許可を発行。数カ月以内にさらに15万トンを認める方針。同省は先月28日、2万トン(10月到着予定)の輸入を許可した。