ごみ山学校でブカ・プアサ 元留学生、日本の料理紹介

 西ジャワ州ブカシ市バンタルグバン郡にあるごみ処分場近くの学校「アル・ファラー」で20日、元留学生のリスカ・ズライカさん(38)、シギット・ウィドドさん(43)が断食明けに子どもらと日本食を楽しんだ。
 リスカさん、シギットさんの2人は日本文化を知ってもらうため、日本食でのブカ・プアサ(断食明けの食事)を思いついた。子どもらはリスカさんからチキンカツの作り方を教わり、一人一人鶏肉の切り身を小麦粉で巻き、溶き卵に付け、パン粉をまぶした。リスカさんが持参したカレーをかき混ぜ、楽しむ子もいた。
 2人は昨年1月から、アル・ファラーで日本語を教えている。シギットさんは「得意なことを見つけ、子どもたちが自信を持ってほしい」と話す。
 アル・ファラーは2007年、ブカシ在住の社会活動家ウラン・サリさん(43)が作った。ごみ処理場で働く貧困層の親を持ち、出生証明証がないなどの理由で学校に行くことができない子どもに、読み書きや計算を教える。  (上松亮介、写真も)

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