新学期がスタート バリ日本語補習校
6月中旬から始まった夏休みが終わり、バリ日本語補習授業校で今月8日、2学期がスタートした。
夏休みは現地校の学年末の休み期間に合わせて決定しており、一時帰国した児童の登校は毎年、遅れるという。
今年の夏休み期間にはミニアスレチックを設置。保護者らの支援もあり「子どもが楽しめ、補修や修理が自分たちでもできる」アスレチックができ上がった。児童たちは歩いての登下校はせず、休日も広い敷地で自由に走り回ることが困難なことから運動不足になりがちで、基礎体力の低下を心配する声があったという。
新学期が始まってから、児童たちは「手が痛い。足が疲れた」などと言いながらも、体を動かす喜びを感じたのかアスレチックに行列を作るなど好評という。
学習面では日本語能力試験でより高い級での合格を目指すため、授業時間を増やした。今月から1カ月に1回だけ2時間、小学4年生から中学生までの児童・生徒を、受験級に応じたクラスにまとめる「チャレンジクラス」を編成。来月4日には希望者を対象に日本語能力校内模擬テストを行うという。
同校は1990年に設立され、小・中学部では5月時点で約190人の子どもが学んでいる。来月には運動会、11月には補習校祭りを開催する予定だ。