友好促進へキックオフ ジャカルタ日本祭り チャリティーゴルフ 過去最多の158人参加
日本とインドネシアの友好親善関係の一層の促進を目指して23―30日に開催される第4回ジャカルタ日本祭り(JJM)を前に、プレイベントとなるチャリティーゴルフコンペが8日、西ジャワ州カラワンのスダナ・ゴルフ&カントリー・クラブで開かれ、両国から過去最多の158人が参加した。
チャリティーゴルフは、草の根交流のイベントしてJJMの運営資金を集めるため、2009年の第1回JJMから毎年開いてきた。今年は日本側から約130人、インドネシア側から約30人が参加。160人を超えた時点で新たな申し込みを断るなど、多くの参加希望者があった。
参加料金から運営費を引いたお金がJJMの運営資金に拠出されることになっており、今年は最低でも約3000万ルピアが集まったという。ほかにJJMファンドレイジングチームはオフィシャルグッズを会場で販売し、500万ルピア分が完売した。
コンペには、鹿取克章・駐インドネシア日本大使、JJM実行委員会の小林一則新実行委員長、ジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)の水野正幸理事長、アミル・サンボド経済担当調整相特別補佐官、インドネシア商工会議所(カディン)インドネシア日本経済委員会(IJEC)のソニー・ハルソノ委員長、ダルマ・プルサダ大のオロアン・シアハアン学長、ヘル・サントソ衛藤インドネシア日本友好協会(PPIJ)事務局長らが参加した。
毎年、JJM開始を間近に控えたチャリティーゴルフがJJMのキックオフイベントとなっており、鹿取大使は「これを一つの出発点として、皆さんとともにジャカルタ日本祭りを盛り上げていきたい」と強調。体調不良もあり、勇退を決めた黒田憲一さんから委員長を引き継いだ小林さんは「毎年、日イから多くの人が集まって、ゴルフを通じて友好を深めるのは素晴らしいことだ」と語った。
第1回から雨笠俊夫さんとともにチャリティーゴルフの幹事として運営に奔走してきた八木徹さんは「多くの人が集まったことで運営に不安もあったが、皆さんの協力のおかげでスムーズに執り行うことができた」と振り返った。
JJMは23日にホテル・サリ・パンパシフィックでオープニングイベントが行われ、1週間にわたって各所で日イ友好イベントが行われた後、30日に独立記念塔(モナス)広場でフィナーレを迎える。(関口潤、写真も)