断食月入り前物価異常高騰 競争監視委が調査
ラマダン(断食月)前から鶏肉や唐辛子の物価が異常高騰していることを受け、西ジャワ州政府はこのほど事業競争監視委員会(KPPU)と調査を開始した。
例年、断食月前に買いだめなどで食料価格が上昇するが、今年は補助金付き燃料(BBM)値上げもあり、例年より上昇率は高いと見込まれている。一部市場では、鶏肉などの価格が2倍に高騰。販売業者が悪質な便乗値上げをしているとの観測が広がっている。
西ジャワ州のアフマッド・ヘルヤワン知事は「ラマダン時期と同時に補助金燃料が値上げされ、物価上昇は当然だが、市場などでは異常に高騰している」と話した。西ジャワ州の市場では鳥のひなが1羽3500ルピア(1月)だったのが、現在は7千ルピアに高騰。一部業者が不当に価格をつり上げているとしている。
中央政府は価格高騰抑制のため、食料輸入量を増やす方針で、ハッタ・ラジャサ経済担当調整相は備蓄を十分に用意し、価格安定化に努めるとしている。