荒馬が校庭を舞う バンドン日本人学校運動会
バンドン日本人学校(BJS)は9日、第30回運動会を開催し、同校の全校児童・生徒、交流校のヒドゥップ・バル(HB)小学校の児童ら約30人が参加した。
白組が2年連続の優勝を果たした。当日は先生や保護者は子どもに応援を送り、競技にも積極的に参加し笑顔が絶えなかった。
今年のスローガンは「みんな仲良く協力しあおう太陽の子 一生懸命力出しきれ運動会」。熱い日差しの中、児童・生徒らは一致団結し優勝を目指した。
開会式は大きく胸を張って堂々と入場行進。佐藤邦壽校長は「今日は練習の成果を存分に発揮してください」とエールを送った。
幼稚部の園児たちの演目「なろうぜ!!忍者」で幕開け。女の子はピンク、男の子は青色の忍者の衣装を身にまとい手裏剣を投げるポーズを披露した。
「ラッセーラ! ラッセーラ!」。豊作への願いを込めて披露される青森県に伝わる演舞「荒馬」。太鼓のリズムに乗り、子どもが演じる威勢の良い荒馬が校庭を飛び回り会場からは拍手が起こった。
お尻につけた帯と陣地に置かれた箱を取り合い城を作成する「国とり合戦チンブルイット」ではHB小学校の児童も参加し白熱した陣取り合戦を展開した。玉入れや長縄飛びでも両校の子どもたちが助け合いながら交流を深めた。
「ラリラリリレー」ではBJSとHB校の子どもたちがバトンをつないで、白熱した接戦を展開。拮抗した熱戦はアンカーまで続いた。
保護者も多くの競技に参加。綱引きでは東軍、西軍が歯を食いしばり、熱戦を繰り広げた。そのほかにも玉入れなどに参加した。児童・生徒は「お父さん、お母さん頑張って」と声援を送った。
最終種目は全員参加のジェンガ。BJS、HB校、保護者、来賓、教員らが一つの輪になってジェンカを踊り、交流を深めた。
中学部2年生の詫間史さんは「最高学年として運動会を引っ張ることができて良かった。スローガンのようにみんなで協力し全力を出し切れた」と笑顔で話した。