リア外大で文化祭 ソーラン、よさこいで舞う
リア外国語大学日本語学科は2日、南ジャカルタ・パンチョランのキャンパスで日本文化祭「マンガ・イン・アクション」を開催した。文化祭に訪れた学生や親子連れなどが書道や茶道の紹介を通じて、日本文化を楽しんだ。
「日本文化の日2013」と書かれた赤い鳥居をくぐると、たこ焼きやかき氷の出店が出現。アニメグッズなども販売され、多くの人でにぎわった。アニメ「ワンピース」のキャラクターに扮したコスプレーヤーなどと記念撮影する親子連れの姿もあった。
特設ステージではジャカルタ軽音楽部やアマチュアバンドによる日本のポップス音楽の演奏、よさこいの踊りが披露された。同大の学生15人によるソーラン節が始まると、会場は熱気に包まれ「ソーラン、ソーラン」の掛け声が会場にこだました。フィナーレでは来場者全員で盆踊りを踊り、文化祭は幕を閉じた。
文化祭は10年ほど前から毎年開催。同文化祭実行委員長のムフリハニさん(20)は「昨年までは2日間だったが今回は1日だけの開催。日本の文化や音楽を紹介するのは難しいが、できるだけ多くの人に楽しんでもらえたと思う」と感想を話した。
ムフリハニさんによると、毎回文化祭の実行委員会を組織。学生たちが自らスポンサーを探し、ステージの出演者やワークショップなどの企画立案も夜遅くまで会議を重ねて実現に至ったという。(小塩航大、写真も)