UIのアンニサさんが優勝 日本語弁論大会首都圏予選
第42回日本語弁論大会の一般・大学生の部ジャボデタベック(首都圏)地区大会(国際交流基金とインドネシア元日本留学生協会=プルサダ=共催)が18日、南ジャカルタの国際交流基金ジャカルタ日本文化センターホールで開かれ、「夢を生きる」の題で、自分を信じることの大切さを訴えたインドネシア大学(UI)のアンニサ・ナディラ・イッサティさんが優勝した。
優勝したアンニサさんは親に漫画家になりたという夢を伝えた時、反対されあきらめそうになったが、自分の人生だから後悔の無い人生を生きる大切さに気付き、自分を信じて夢を追い掛けていく決意を伝えた。
アンニサさんは「優勝できるなんて思っていなかった。夢を叶える大切さが少しでも伝えられたらうれしい」と語った。
2位は「幸せ」の題でスピーチしたジャカルタ国立大学のシティ・ヌッラマーさん。人は欲しいものが手に入ると欲張ってさらに手に入れようとするが、本当の幸せは見えなくてもいつも近くにあり、その幸せに気付く重要性を訴えた。
3位は「遊びでも遊び」の題で論じたアル・アズハル大学のリヤン・イブラヒムさん。3位までの入賞者は、6月に国営ラジオ局(RRI)ホールで開催される全国大会に出場する。
審査員を務めたジャカルタ日本人学校(JJS)の岩本謙一郎校長は「自分の生活の体験から深く考えたことを発表してくれた。話の変わり目をもっと意識してください」と感想を述べた。(小塩航大、写真も)