自動改札機を導入 国鉄コタ〜デポック間 7月から本稼働へ

 西ジャカルタの国鉄コタ駅は23日、コタ〜デポック(西ジャワ州)区間用に自動改札機を導入した。試験期間を経て7月から本格導入する予定。ジャカルタ北端の最終駅で通勤客の多い区間の切符購入と改札の効率化を図る。
 6月までの試験期間中、通勤で混雑しない午前10時から午後2時までの4時間、デポック行きエコノミー席8千ルピアのチケットを販売する。自動改札機は全10台のうち4台を稼働させる。
 利用客はICカード乗車券を窓口で購入し、自動改札機でセンサーにかざしホームに入る。目的地の自動改札機でカードを回収する。試験期間中は1回使用のICカード乗車券のみを販売するが、来年をめどに複数回使用可能のカードに移行する予定。
 導入以降、1日平均でICチケットは200枚ほど売れているという。コタ駅のスカンダル駅長は「高齢者は敬遠する傾向があるが、しっかりサポートすれば利用客は増えていくと思う。オランダ植民地時代の面影を残す当駅は、満員電車の屋根の上に乗客が乗っている古くさいイメージがある。設備の整った近代的なイメージを広めていきたい」と話す。
 デポック行きの1日の平均利用客は4千人で、コタ駅全線の1日平均利用客2万人の2割を占める。
 デポックに先駆け、自動改札システムはコタ〜ドゥリ・タンゲラン区間用に今月7日から試験導入されており、7月から本格導入される予定。(赤井俊文、写真も)

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