小・中学部7人が入学 「生活リズム大事に」 スラバヤ日本人学校
東ジャワ州スラバヤのスラバヤ日本人学校(SJS)は15日、小・中学部の入学式、始業式、教員赴任式を開いた。小学部に3人、中学部に4人の生徒が入学。小学2年、3年、4年、6年に1人ずつ転入生が加わり、生徒数は小・中学部合わせて57人となった。新しく5人の教員も赴任し、SJSの新たな1年が始まった。
小・中学部の入学式では保護者や在校生の拍手の中、シャツやドレスなどの晴れ着姿の新入生が入場した。入学式式辞で岩渕初生校長は小学部新入生に「はやね、はやおき、あさごはん」、中学部新入生には「快眠、快食、快便」の言葉を送り、日本よりも授業が早く始まるスラバヤ日本人学校では、睡眠や食事などしっかりした生活リズムの中で新生活を送ることが重要と強調した。
学校維持会の浦洋会長は告辞で、「SJSは小規模で在校生同士の交流ができるのが強み。下級生は上級生からどんどん学んでいってほしい」と祝意を表した。在スラバヤ日本国総領事館の野村昇総領事も祝辞を述べた。
赴任式では田平千恵教諭が「体育は体が丈夫になって友達に優しくなり、頭が良くなるので、みんなと一緒にしっかりと取り組んでいきたい」と語りかけた。
小学1年生になった後藤さくらさんは「宿題と水泳、1学期末の持久走大会を頑張りたい」と新学年への意欲を見せた。中学1年生になった齋藤まりかさんは「中学部になって中間テストなど不安な面もあるが、小学部でなかった地理や英語などの教科が楽しみ」と話した。(東ジャワ州スラバヤで赤井俊文、写真も)
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新任の教諭は以下の通り(敬称略)
石田明生(滋賀県)
笠原雄哉(北海道)
加藤みき子(東京都)
田平千恵(埼玉県)
山下優子(佐賀県)