韓国の崔が優勝 横尾が2位タイ インドネシアPGA選手権
日本男子ツアー第2戦とワンアジア・ツアーを兼ねる「エンジョイ・ジャカルタ・インドネシアPGA選手権」は31日、西ジャワ州ボゴール県タポスのエメラルダGC(7198ヤード、パー72)で最終ラウンドを行い、韓国の崔虎星(39)=フリー=が優勝した。日本の横尾要(40)=EH=が2位タイに入った。第3ラウンドで2位タイだった武藤俊憲(35)=赤城CC=が5位に、池田勇太(27)=日清食品=は7位に順位を落とした。谷原秀人(34)=フリー=が12位から5位に食い込んだ。
崔は最終ラウンド1番ホール(パー5)をイーグルで滑り出すと、後半も攻めのゴルフで4バーディー、1ボギーとし、通算19アンダーで優勝を決めた。
単独首位の通算15アンダーでスタートした横尾は前半の5、6番ホール(ともにパー4)で連続ボギーと痛恨のミス。後半に立て直し、最終18番ホール(同4)のセカンドショットをピン脇に寄せ、バーディーとする勝負強さを見せた。スコアは4バーディー、2ボギー、通算17アンダーとした。
後半のパーとイーグルで会場を沸かせた武藤だが、「ポンとスコアが伸びた、その流れのなかでプレーしなければならなかった」と悔しがるように、ミスショットから始まった14番ホール(同4)をボギーとすると、16番(同3)でもボギーをたたき、2アンダーでホールアウトした。
谷原は2日目に腰を痛めながらもこの日は復調し、「ちょっと悔しいが、結果は出た」とまずまずの成果ととらえる。17番(同5)でイーグルを出し、見せ場を作った池田は3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーと乱れ、「せっかくいい位置で回っていたのに、もうちょっといい上がり方をしたかった」と振り返った。
このほか、日本からの選手の成績は、11位タイに矢野東(35)=フリー、15位タイに片山晋呉(40)=同=など。
インドネシアPGA選手権の賞金総額は100万ドル。今回から日本ゴルフツアー機構(JGTO)の獲得賞金に加算されるようになり、日本勢46人を含む156人が参加した。(道下健弘、写真も)