ユドヨノ氏党首兼任を 26州支部が要請 民主党
民主党の全国州支部代表は24日、同党最高顧問を務めるユドヨノ大統領の西ジャワ州ボゴール県チケアスの私邸で党顧問らと会合した。33州のうち26州の支部代表が大統領が党首選に出馬し、最高顧問と兼任することを要請したという。
大統領に近いシャリフディン・ハサン協同組合・中小企業担当国務相(民主党顧問)が25日、大統領宮殿で明らかにした。
民主党は30、31日臨時党大会で新党首を選出する。同じく顧問で大統領派のジェロ・ワチックエネルギー鉱物資源相も大統領の党首兼任の方向で調整するとしており、民主党の創立者であるユドヨノ大統領が出馬により、アナス・ウルバニングルム前党首の辞任をめぐる党内亀裂を修復する考えとみられる。
これを受けて、党内に派閥を持ち有力候補とみられていたマルズキ・アリー国会議長は「私は多数派の意見には従う」と語ったが、出馬の有無は明らかにしなかった。アナス前党首派の県支部代表は大統領派と全面対決すると発言している。