為替経済Weekly
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【西仲崇行の為替経済weekly】再登板スリ財務相に注目 円は100円台で波乱相場に
先週の水曜日、以前から取沙汰されていた、ジョコウィ内閣改造人事が発表された。昨年8月に続く2度目の内閣改造となる。今回、特に注目度が高いのが新たな財務大臣スリ.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】特赦効果期待で強い展開 裏切れば通貨下落局面も
レバラン(断食月明け大祭)休暇明けの先週、筆者はもう1週間休暇をいただきマニラ近郊に息子の参加する野球チームの試合を観戦に行った。期間中、南シナ海の主権をめぐ.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】英離脱で市場パニック 複雑なルピアへの影響
先週木曜日に実施された、英国の欧州連合(EU)離脱を問う国民投票は大方の予想を裏切り「離脱」という衝撃的な結末を迎えた。 事前の調査機関などのサーベイでは.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】日米と対照的な中銀決定 英離脱決定なら影響大
先週は米国、日本、インドネシア各国で金融政策決定の会合があり、中銀ラッシュの週だった。 米国では大方の予想通り利上げは見送られたが、理事による年内の利上げ.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】S&P据え置きに失望感 FOMCが短期的材料に
先週、大手格付け機関のS&Pはインドネシアの長期格付けをBB+(ダブル Bプラス)に据え置くことを発表した。S&Pは大手格付け機関の中で唯一「投資適格」のB.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】あすから6月相場 転換点となる可能性も
早いもので、あすから6月である。2016年のルピア相場を振り返ると第1四半期は旺盛な資金流入に支えられて、他の新興国と比べても突出して安定した値動きとなった。.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】ルピアの潮目変わったか 先週はことし最大の下落幅
先週、ルピアは1ドル1万3300ルピア近辺から1万3600ルピア台まで比較的急速に値を下げた。1週間の下落幅としてはことしに入って最大である。国債の利回りも急.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】くせものの「理由なき軟調」 センチメントに変化の兆し
先週はインドネシアのインフレ指標(消費者物価)と第1四半期(1〜3月)国内総生産(GDP)という重要指標が立て続けに発表された。 結果はインフレ率が前年同.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】まだ期待段階の租税恩赦 目が離せない落ち着き先
先週は日銀の金融政策決定会合があった。事前に追加緩和策への期待が高まり1ドル111円台まで円安が進んで迎えた会合であったが、結局、金融政策変更は見送られた。失.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】中銀、予想通りの据え置き ルピアに三つの潜在的リスク
先週木曜日21日のインドネシア中銀の政策金利決定会合では中銀レート(BIレート)を6.75%に据え置き、中銀預金ファシリティーも貸出ファシリティーもそれぞれ4.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】米政策に左右される構造に 外国人向け料金に違和感
先週のルピア相場は月末・四半期末固有の実需、および外貨債務ヘッジのためのルピア売りの影響で週前半は1ドル1万3400台までルピア安が継続した。ただ、米連銀のイ.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】ルピア相場急騰が一服 思い出す2年前の動き
先週のルピア相場は騰勢も一服、今週に入り1ドル1万3300台までルピアは弱含んだ。株式・国債市場への資金流入はまだ続いており、年初来のルピア人気に変調が現れた.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】堅調は好循環あればこそ ダルミン発言に違和感
グローバル市場では年初の混乱もいくぶん落ち着き、再びリスク資産に資金が向かう兆候が見え始めてきた。中でも年初の混乱にも例外的にさらされなかったインドネシアには.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】堅調続く優等生ルピア 負のスパイラルリスクも
早いもので今年も3月入りしたが、年初からのルピア堅調は続いたままだ。年初来、対ドルで5%近く上昇し、主要アジア通貨の中でも群を抜いている。 今年は中国発の.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】中銀の金利水準見直し 現実的有効な準備を
筆者の息子は地元のチームに所属して野球をしている。ご承知のようにインドネシアでは野球は盛んとはいえず、技術水準は日本と比べると雲泥の差と言わざるを得ない。少な.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】準備率下げ何を示唆 競争力強化に関心移る
先週、インドネシア中銀は大方の予想通り政策金利を0・25%引き下げ7・0%とすることを決定した。合わせて3月半ばから預金準備率を7・5%から6・5%へと引き下.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】来年もルピア安基調 下落ペースは緩慢か
今回はことし最後の本コーナーになります。1年間、乱筆にお付き合いいただきありがとうございました。来年以降もよろしくお願い申し上げます。 さて、簡単に今年の.....
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【西仲崇行の為替経済Weekly】副大統領が政策批判 中銀主催集会でやるとは…
先週、筆者はインドネシア中銀主催の年次集会に参加させていただいた。全銀行のトップほか、銀行以外の金融機関、エコノミストなど幅広い層を招き、来年に向けての中銀の.....
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【西仲崇行の為替経済Weekly】身動きとれない中銀 景気浮揚はインフラ投資次第
先週は米国とインドネシアで政策金利決定の会合が開かれた。 米連邦公開市場委員会(FOMC)では予想通り利上げは行われなかった。会合後の会見でイエレン連邦準.....
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【西仲崇行の為替経済Weekly】不気味なトリプル安 目離せない政策決定会合
先週のジャカルタの金融市場は株式・債券・為替全てが下落、「トリプル安」となった。 ジャカルタ総合株価指数は4月に大手コングロマリットや大手銀の業績不振をき.....
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【西仲崇行の為替経済Weekly】走り出したヘッジ義務化 景気配慮する金融政策を
以前、本稿で国営の電力会社PLNと国営銀行3行のヘッジ取引調印式を紹介したことがあったが、先週は同様な調印式がプルタミナと国営銀行3行との間で盛大に行われた。.....
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【西仲崇行の為替経済Weekly】中銀、政策金利据え置き 通過安定と成長維持難しく
先週発表された3月分のインドネシア貿易統計は11億3千万ドルの黒字となった。3カ月連続の黒字で、かつ黒字幅も増加している。依然として輸出・輸入ともに前年比では.....
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【西仲崇行の為替経済Weekly】「為替」インフレ率の行方に注目 背景に消費意欲の力強さ
3月23日にジャカルタのブンカルノ競技場で英国の人気ミュージシャン「One Direction」のコンサートがあった。チケットが100万ルピアから275万ルピ.....
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【西仲崇行の為替経済Weekly】短期金利上昇でルピア高 米利上げ構図に変化なし
先々週の米国の連邦公開市場委員会(FOMC)以来、米国の利上げ開始時期が後ろ倒しされるのではないかとの思惑が広がり、一本調子で上昇していたドルに調整売りが入る.....
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【西仲崇行の為替経済Weekly】政府・中銀の足並みに乱れ 国債市場の調整売り注意
先週のグローバル市場は再び金融緩和ラッシュに見舞われた。中国が1日から貸出および預金の基準金利を0・25%利下げし、インドも4日、政策金利のレポレートの0・2.....
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【西仲崇行の為替経済Weekly】中銀幹部ルピア安を許容 軸ぶらさずに市場改革を
インドネシア中銀幹部は先週、為替市場について「ルピアの目標水準は設定しない」と発言。その中で「常に慎重な市場介入はありうる」としながらも「外的要因に対応するた.....