ぶらり インドネシア
burari
-
【ぶらりインドネシア ④】NY手放し、ルン島へ 「ナツメグは金の卵」 オランダの執念
「かつて金に勝るとも劣らぬ価値があると言われたナツメグ。しかもバンダ諸島の自生種はオンリーワン。この島の土壌でこそ育つ、金の卵を世界が必要とした」。バンダブサ.....
-
【ぶらりインドネシア ③】青い目に映る日本 蘭豪からの観光客 バンダネイラ博物館
「オランダと日本の交易が本格化したのは17世紀。日本は当時、平和で豊かな時代だったとロッテルダムの学校で学んだ」。 前稿(12月5日付)で触れたバンダネイ.....
-
【ぶらりインドネシア ②】死刑執行人は「サムライ」 利権争いに巻き込まれ 進む英蘭支配
バンダネイラは港を起点に町が広がり、中心部は歩いて抜けても10分ほどの小さな街だった。その一角に「カンプン・チナ(華人村)」と呼ばれる地区がある。 「祖先.....
-
【ぶらりインドネシア ①】高い透明度、水族館のよう ダイビングの聖地 バンダネイラ
「ハンマーヘッドシャークに出会えるのはこの季節だけ。それを知って飛んできた」——。興奮気味に話す邦人女性の2人組みはダイビング仲間。日本からバリ島経由でバンダ.....
-
【ぶらり インドネシア プロローグ】ジャワ島からはるか2000㌔ 歴史舞台、香料諸島へ マルク州
「フェリーは州都アンボンから週1便だけ。しかも雨期に入ると海が荒れ、欠航リスクが高まる。年内はもう最後のチャンスかもしれない」 週末の弾丸旅行を楽しむ知人.....
-
【ぶらり インドネシア ④】心の成熟で真の豊かさを パラアスリートの嘆き 前大統領の生家へ
ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)氏が20日、2期10年の大統領任期を終えた。ジョコウィ氏は当面、生まれ故郷の中部ジャワ州ソロに戻り、政府が用意した空港近くの.....
-
【ぶらり インドネシア ③】続々進出、地域に〝特需〟 社会に溶け込む中韓企業 ブレベス~バタン
ジャカルタからアジアハイウェイ2号線(AH2、国道1号線)を西進し、日本の円借款で完成したパティンバン港(西ジャワ州)を遠望しながら走ると、やがて中部ジャワ州.....
-
【ぶらり インドネシア ②】日本に向く期待と苛立ち 異業種交流の場に ブロモ山キャンプ
一夜を明かしたブロモ山の麓にあるキャンプ場は標高約870㍍。寒さで目が覚め、手元の時計を見ると摂氏15度を示していた。夜明け前の礼拝、ファジュルが迫っており、.....
-
【ぶらりインドネシア①】無念のリタイア決断 難関だった「砂の海」 ブロモ山
東ジャワ観光の目玉スポットとなるブロモ山。今回のキャンプツーリングは同州第2の都市、マランが起点だ。9月14日、朝9時。60台を超えるスズキのアドベンチャーバ.....
-
【ぶらり インドネシア プロローグ】バイク旅に夢企画 キャンプツーリングへ ブロモ山
「ブロモ山でキャンプツーリングをしませんか」。一時帰国中の9月初旬、わくわくのメッセージがワッツアップに届いた。東ジャワ州の活火山、ブロモ山をキャンプをしなが.....
-
-
【ぶらりインドネシア ⑤】 政策は場当たり的 農民のため息 機械化が救世主?
「若者は仕事を求めてカンプン(集落)を出ていく。昔のように家族総出で田植えなんてもうできない。それも時代の流れ。仕方ないさ」。 農業大国であるインドネシア.....
-
【ぶらり インドネシア ⑤】 スマート農業が拓く次代
【1面から続く】 バリ島からジャカルタに向かう帰路、東ジャワ州で雨がぱらつき、ブロモ山麓を抜ける国道沿いのコンビニで雨宿りをした。レバラン(断食月明け大祭).....
-
【ぶらり インドネシア ④】バリに散った残留日本兵 独立の英雄支え マルガラナ英雄墓地
国内屈指の観光地として知られるバリ島。しかしそこは、独立戦争の激戦地でもあった。1946年11月20日。バリ島の玄関口、「ングラ・ライ国際空港」の名称にもなっ.....
-
【ぶらり インドネシア ④】「日本人にも誇りのはず」
「日本からの参拝者は減るばかり。コロナ禍の影響もなくなり、外国人観光客がバリの押し寄せているが、なぜか日本人はビーチには行くが、ここには来ない。彼らにとっても.....
-
【ぶらり インドネシア ③】イルカたちがかわいそう…
【1面から続く】 イルカウォッチングツアーの集合時間は午前6時。乗り込んだボートは船体の両脇にフロートを装着した三胴船で、帆船を期待したが、動力はディーゼル.....
-
【ぶらり インドネシア ③】オーバーツーリズムの予感 ロビナ・ビーチ イルカウォッチングの聖地へ
ジャワ島からフェリーで海峡を渡ると、バリ島には西端のギリマヌク港から上陸することになる。ここから最初の目的地としたウブドまでは約150㌔。バイクでも3時間はか.....
-
【ぶらりインドネシア ②】 孤独なロシア人のため息
【1面から続く】 モスクワからきたそのロシア人は、バリでは「アレックス」を名乗り、南部のスミニャックに拠点を構えていた。旅を続けて3カ月。間もなく、中国、北.....
-
【ぶらりインドネシア ②】 海路でバリ島へ上陸 ロシア人観光客との出会い バニュワンギ
ジャワ島東端の町、バニュワンギ。泊まったのは前夜の安宿と違って五つ星ホテル。早朝のひと泳ぎで目を覚まし、いよいよフェリーに乗ってバリ島に上陸する。 チケッ.....
-
【ぶらり インドネシア ①】ジャワ東端のバニュワンギへ
中部ジャワ州の真ん中、ドゥマクで迎えた朝は午前4時に起床。前夜の雷雨が気になったが、外に出てみると満天の星空だった。スマホの天気アプリで予報を見ると夜明けから.....
-
【ぶらり インドネシア ①】 絶景の宝庫 「神の島」へ まずジャワ島横断1111㌔ 相棒の旅バイクと
「神の島」といわれるバリ島——。自然崇拝という独自の信仰心が育むヒンドゥー文化、そして美しい自然が織りなす絶景の宝庫だ。「自然に溶け込み風になる」がコンセプト.....
-
-
【ぶらり インドネシア ⑤ 】五感が脳を刺激する 筋書きのないひとり旅
元旦の朝は天気予報とにらめっこ。いよいよジャカルタに向かう復路に入るが、天候リスクは抑えたい。取り得るルートは2つ。ジャワ海沿いに来た道を戻るか、いっそジャワ.....
-
【ぶらり インドネシア ⑤】「バリに負けない西ジャワの絶景」
【1面から続く】 恒例となりつつある年末年始のバイク旅。出発直前、京都から来た友人が「旅の友に」と京都の焼酎と黒豆茶を持ってきてくれた。となれば「おとそ」。.....
-
【ぶらり インドネシア ④】アートな世界で迎えた大みそか
チーク材の家具作りで知られるジュパラは、歴史的にも重要な役割を果たした港町。そして女性の地位向上に25年の人生を賭したラデン・アジェン・カルティニの生誕の地で.....
-
【ぶらりインドネシア ④】涼風切ってひらり スマラン事件の地へ
美しい竹林が広がる中部ジャワ州のトゥマングン県から、州都スマランまでは3時間ほどの道のり。相棒の走行距離は400㌔を超え、慣れてきたのかよく回り粘るエンジンと.....
-
【ぶらり インドネシア ③】竹文化が結ぶ日イ関係 自然と共生する心地よさ
美しい竹林に囲まれた中部ジャワ州トゥマングン県。自ら設計した竹製自転車「スペダギ」を旗印に「自然と共生することの大切さ」を訴える工学エンジニアのシンギーさんの.....
-
【ぶらり インドネシア ③】再びジブリの世界へ
地域の資源を活かしながら、サステナブルな社会を目指すシンギーさん。そのシンボルは竹製自転車「スペダギ」だが、彼が共同出資する「オマー・ユーディー」もまた素晴ら.....
-
【ぶらりインドネシア ②】沿道に中韓企業が続々 アジアハイウェイを行く
ジャワ島を東西に貫く国道1号線。ジャボデタベック(首都圏)からスラバヤ方面に向かう幹線道路で、国際的には「アジアハイウェイ2号線(AH2)」となる。 東京.....
-
【ぶらり インドネシア ②】ジャワのもてなしに感涙の思い
ジャワ海に沿って走る国道1号線から内陸にそれ、予約したホテルがある山間のクンダル県を目指すが、様子がおかしい。ナビ代わりのグーグルマップがルート設定に迷い、立.....
-
【ぶらり インドネシア ①】自然と人に触れながら コロナ制限解除でバイク旅も全開 プロローグ
コロナ禍の間隙を突いて始めた連載「ぶらりインドネシア」。巣ごもり生活で疲れた心身を解きほぐそうと、2年前のジャワ島横断ツーリングからスタートした。 目指す.....
-
【ぶらりインドネシア ①】〝市場調査〟もバイク旅の真骨頂
【1面から続く】 西ジャワ州に入り、間もなくブカシ駅という地点で、真正面に大きな太陽が顔を出した。自然との対話が始まったようで旅心は最高潮に。と思ったら、い.....