発達障害で自立支援 コーディネーター養成 マイルストーン

 発達障害者生活学習センター「マイルストーン」は3日、西ジャワ州ブカシ県チカランの同センターでインドネシアの発達障害者の自立をサポートする発達支援コーディネーター養成講座を開催した。発達障害児を持つ保護者や小中学校の教師などが参加。講師として、発達障害を持つ子どもにセラピーや体験学習を提供する「療育学校ほおずき」(静岡県)の伊藤昌江さんが来イした。


 伊藤さんは子どもの発達障害について説明し、脳と身体を結ぶ神経が発達せず、基礎的な五感や内蔵感覚、平衡感覚が養われていないことが一因になっていると説明した。
 「発達障害は子どもの発達過程に原因があるため、子どもの生活や遊びの中で多様な動きを経験させ、感覚を刺激することが大切。刺激する全身運動、体の調子を調整することで改善させていく『治療教育(療育)』を実践しなければならない」と訴えた。
 特に0〜1歳の乳児がする寝返りやつかまり立ちなどの動きが神経を刺激し、脳と身体の感覚統合の基礎となり、発達の土台を形成していくという。
 療育の方法として、ボールを使ったトレーニングを参加者は体験。上下左右に動くボールを目で追うことで注視力が養われ視覚機能が向上することで、文字の認識、空間把握能力につながるという。発達障害を持つ子どもと参加したマリアさん(46)は「ボールを使った遊びを取り入れながら、子どもに実施していきたい。感覚を刺激する環境を整えてあげたい」と力を込めた。
■第一歩は療育サポート
 「インドネシアの発達障害者を支援する人材を育成したい」と、マイルストーンのアドバイザーを務める木暮七絵さん。自身の子どもに発達障害があり、インドネシアでも発達障害のある子どもを持つ保護者に相談できる場所を提供したいとマイルストーンを設立した。
 今後は伊藤さんのサポートを受けてカリキュラムの改編、コーディネーターの人材育成に力を注いでいく。木暮さんは「今は児童約10人が通っている。彼らが大人になったとき、就職できる場所、発達障害を受け入れる社会を整備するところまで支援したい。今は第一歩として療育のサポート体制を構築している」と話した。(小塩航大、写真も)

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