近隣の学校で掃除 「工業団地を身近に」 ミトラの会が始動

 西ジャワ州カラワン県のスルヤチプタ工業団地の日系企業が周辺住民の役に立つ活動をしようと結成したミトラの会は29日、近隣のクタムカル村立小学校と中学校を初めて訪問、掃除した。企業14社から26人と児童・生徒約120人が参加した。
■「掃除の意識を」
 軍手をはめ、掃除に精を出す子どもたち。ほうきとちりとりで小学校の裏の敷地や花壇を掃除し、プラスチックごみ、生ごみ、木のくずなどを回収した。開始30分で、ごみ袋8袋が一杯になった。
 敷地内はお菓子の袋やストローなどが散乱し、虫が発生するなど衛生環境が悪化していたという。参加した中学2年生のヤニ・チャンティカサリさんは「学校が汚いことに驚いた。インドネシアはごみが多く、汚い場所があって危険。ごみをごみ箱に捨てることを徹底したい」と感想を話した。
 ミツイキンゾク・カタリスツ・ジャカルタ(MKCJ)の古村克也さんは「掃除が意識として根付くには時間がかかる」と語った。
■将来につながる支援
 同会は同工業団地の入居企業と住民の共生の場を創出しようと、昨年6月に設立され、19社が参加。参加企業から会費を募り、年間予算約7千万ルピアで運営する。今後は医療相談会、交通安全集会などを月1回の頻度で開催する予定だ。
 会の結成に携わったアサヒセイレン・インドネシア社の加茂喜啓さんによると、近隣の村で、高卒の資格を持って工業団地で働く人は少ないのが現状。子どもたちに工業団地を身近に感じてもらい、就業機会につなげてもらおうと、地元の教育機関と連携して日系企業との交流の場を設けたいという。
 加茂さんは「1社でCSRをするには限界がある。参加企業でお金を出し合って地域と共生し、子どもたちの将来につながる支援をしたいという思いで結成した」と話し、「将来、この子たちが工業団地で働いてくれればうれしい」と期待した。(小塩航大、写真も)

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