千葉大に交流センター インドネシア大 9大学の日本拠点に
千葉大とインドネシア大(UI)は先月25日、千葉市稲毛区の同大西千葉キャンパス内に両大学の交流拠点となる国際交流センター(IEC)を開設した。日イの学生、研究者間の交流を活発化させる拠点となることを目指す。また、千葉大と大学間交流協定を締結するインドネシア8大学も活動拠点として活用する。(小塩航大)
IEC内にはインドネシア9大学のパンフレットやTV会議室が設置され、留学情報の入手などに活用することができる。常駐スタッフはいないという。
開所式には、千葉大の齋藤康学長、ムハンマド・アニス・インドネシア大副学長、板東久美子文部科学省高等教育局長らが出席した。齋藤学長は「これをきっかけに千葉大とUIの交流がさらに盛んになる。UIだけでなく千葉大と協定を結ぶ9大学の日本での活動拠点となってほしい」とスピーチした。
開所式は先月24―27日までの同大インドネシアウイークの一環で開催。同大には現在約45人のインドネシア人留学生が在籍している。
千葉大とUIは1997年に協定を締結。2011年2月にはUI工学部に千葉大事務所を開設し、スタッフが1人常駐している。両大学は、学生の派遣制度、研究者の交流など活発に交流している。また、UI事務所が橋渡し役となって学術協定や交換留学生の情報提供などを行っている。
千葉大は現在、UI、ガジャマダ大(UGM)、バンドン工科大(ITB)、ボゴール農科大(IPB)、パジャジャラン大、ディポネゴロ大、ハサヌディン大、ウダヤナ大、11月10日工科大(ITS)の9校と大学間交流協定を結んでいる。