応募者殺到で定期開催検討 バティック講座 邦人団体「ペランギ」
日イ間で文化交流の架け橋を目指す邦人グループ「ペランギ」は1日、邦人駐在員夫人を主な対象として、バティックの楽しみ方を学ぶ講座を開催した。
ジャワ王家に伝わるソガ染めがテーマの第1回に続き、今回は「バティックを学ぼう~西ジャワ・インドラマユ編~」。会場は元残留日本兵の子孫による福祉友の会が運営する残留日本兵資料館で、同会が共催した。
「インドネシアの伝統を生活に取り込み、楽しみ方を日本に持ち帰ってほしい」。こう話す講師のマリコ・スルヤント氏は、ジャワ島北岸のインドラマユに根付くバティックについて「庶民性が強く、自由な気風がある」と解説。座学に続いてバティックの巻き方を手ほどきするなど実践的な内容となり、参加者は様子を動画に収めるなど関心の高さを示した。
ペランギの合志久恵さんによると、定員40人の講座には参加希望者が殺到。チケット販売サイトが一時不通となる事態となり、「より多くの人にバティックのよさを知ってもらうため、今後は講座の定期開催を検討したい」という。(じゃかるた新聞前編集長 長谷川周人、写真も)