HSBCも引き下げ 株式格付け
英国金融大手HSBCホールディングスが、インドネシア株式の格付けをこれまでの「オーバーウエイト」から「中立」に引き下げた。26日付け経済紙コンタン(電子版)が報じた。
引き下げの主な理由は、依然として金利が高くドル・ルピア為替レートが軟調で推移している点など。HSBCは「新政権の組閣の中で政策をめぐる不確実性が生じる」とみている。
今月はすでに、米金融大手モルガン・スタンレーが格付けを「アンダーウェイト」に引き下げている。ドル高の状態での同国株への投資リスクや、次期大統領のプラボウォ・スビアント氏が掲げる貧困層向けの政策などが、巨額の財政出動につながる懸念があるとの見方だ。モルガン・スタンレーの格下げ後、短期的には平均株価が下落したと指摘されている。